4日目・後半 旅って正気じゃなくなるよね。あと本性とかも出る

遺跡を前にテンションMAX!

「つっかっもっおぜ!ド○ゴンボー○ル!!」

「世界でいっとーおバカなおーとこー」

「・・・・あーあ、もうテンション落ちたー。カッツェちゃんのお陰で落ちたー。」

「いいじゃないですか。ドラ○ンボールは無くても金玉があるでしょう?」

金玉!?いまカッツェちゃん金玉っていった!?」

「あーもう、金玉でも何でもいいからさっさとお宝探して下さい」

 

早速何かを発見したフェンリルだったが大したものではなかったらしい

「うーん、ホントにお宝あるの~?どう見ても犬のホネッコなんだけど

・・カッツェちゃーん、そっちは何か見つかったー?」

 

 

 

「見つけましたよ。立派な金玉です」

「ええ!?ちょ、ウソ!?」

ネタを現実にする男、カッツェ。流石だ


金玉で勢いづいたのか遺跡内をどんどん進んでいくカッツェ

さっそく棚にあったお宝をポッケにイン

「(車一台分の価値はありますね)」

「ちょっとカッツェちゃん、今なんかポッケに入れたでしょ」

「入れてません。いいからそこの瓦礫を破壊して下さい」

「ふーん、いいけどさ」

 

 

 

「・・はい!崩したよ」

「・・・」

「カッツェたん・・・?」

なにやらカッツェの様子がおかしい。どうしたのだろうか?吹き出しを見るとなにやら新しい願望を持ったらしいが・・・一体何なのだろうか?

 

 

ちょっと頭を覗いてみると

なんと カッツェ は 古代の呪い に掛かってしまった!

 

さっきのお宝に罠が仕込まれていたらしい

 

フェンリルが人の頭を覗けたら飛んで喜ぶ場面だが、まぁ見れないものは仕方ない。

「(・・・これ、どうやって開けるの?そもそも開くの?壁だよね?)」

それに今はそれどころじゃないらしい。バカに謎解きは難しいのだ

 

 

「あ!開いた!カッツェちゃんおいでー」

特に頭は使っていないがどうやら扉を開けたらしい

「(私、一体どうしてしまったのでしょう・・この人の背中が頼もしく思えるなど・・)」

呪いのせいなのだが、一体いつまで続くのだろうか

 

「ホイ!・・よし!次の扉も開いたよカッツェちゃん!」

 

謎解き出来て自信満々のフェンリル、カッツェをエスコート

「(ああ・・・なんて頼り甲斐のある人でしょう!)・・・あ!

 

 

「(金貨!金貨!!!)」

呪い中でも金目の物には反応するらしい

 

そしてフェンリルも財宝を発見!

「ひゃっふー!お宝みっけ!」

 

 

サッ

「おや、こんな所に財宝が」

奪われてしまった。

「カッツェたん・・・それボクの「私のですよね?どうも有難う御座います」

 

「さ、どんどん行きましょう」

「ねぇ・・さっきのボクの壷だけど・・」

「私のですから。ホラ、さっさと謎解いて行きますよ」

 

「ほら、扉が開きましたよ。進んで下さい」

 

「んー、この石も欲しいですね」

強欲、ここに極まれりである。

 

 

一方フェンリルはというと

「なぁにここ・・・こわい・・!!!」

さっきまでの男気はどこへやら、銅像に怯えまくっていた

 

そして、怯えながらも装置を作動させたフェンリル。・・・そこまでは良かったが、なんと扉はカッツェが通り過ぎたと同時に閉じてしまい取り残されてしまった

「か、カッツェたん・・・!どうしよう・・・!」

「何かの装置を作動させないといけないようですね」

「た、たすけて!ここ怖い!!!」

 

「ここでしょうか。・・・・違うみたいですね」

 

「ここも違う・・・ではこれでしょうか・・」

「カッツェたーん!!!はやくー!!!怖いし眠いよ!!」

 

「大体貴方の足元の装置を作動させっぱなしにすればよいのでは!?

何とかしなさい!!!」

「無理だよ・・・もう目も開けたくないもん。こわいもん。」

「では一生そこにいなさい!!」

 

「うう・・・・・・・・・・・・・あ、何か動かせそうな銅像あった!あ!いけた!」

 

 

 

バカな上にへタレなフェンリルのお陰で呪いが解けたらしい。

「ボク、ホントに心配したんだよ!?一人で大丈夫かなって!」

「ご自分の心配をなさって下さい。頭の。

 

 

疲労がピークになったので今日はここまで。テントを用意するフェンリル

「うう~眠い!・・でもカッツェちゃんが先に入っていいよ!」

面目丸つぶれのまま眠れない!少しでも得点稼ぎしたいフェンリル、レディ・ファーストならぬネコ・ファーストしてみる。が。

「・・有難う御座います。まぁ当たり前ですがね」

あんまり効果はなかったようだ

 

そして

ンゴォォォオオオオー・・・ンゴオオオオ

 

イビキで安眠妨害を受けるハメになった

「(カッツェたんイビキすごい・・・どっから出てるのこの声・・・)」

「ンゴォオオオオー・・・」

 

 

 

次回へ続く!