お風呂って何日入らないと臭くなるんだろう。リアルで。

フランスの旅2日目

目が覚めたカッツェ、起き抜け早々制汗剤を使う。

「ああ・・臭いますね・・主に左側が。馬鹿が寝ていた左側が。」

 

「(うう~、眠いよぅ・・・)おはようーカッツェたん」

左側も起きた

 

「(ああ臭い!)お早う御座います」

 

 

「これ、プレゼントです」

「え!嬉しい!開けていい!?ね、開けていい!?」

「是非開けて下さい。そして使って下さいね」

 

 

「・・・これ・・・」

「わかるでしょう?」

 

 

「ホントに困ったネコちゃんでちゅねー。ボクのにおいは発情しちゃうでちゅか?」

「逆ですよ。萎えます

 

そして臭い対策を済ませた二人は探索を再開。

現金なカッツェは真っ先に高そうな壷へ向かい、

 

男のロマンを追い求めるフェンリルは大好きなへまっしぐら!

「ん?何かある・・・」

 

「ヤッター!金玉だー!」

やっと財宝らしいものを手に入れ喜ぶフェンリル。ネコに見つからなければいいのだが・・

 

と、心配をよそにネコは次のお宝を盗んでいた

「貴方!そんな読めもしない碑文なんか眺めていないでさっさとドアの開錠して下さい!」

「いいじゃない!インディ気分満喫させてよ!カッツェたんは泥棒猫でもしてて!」

「・・・さっきの金玉取り上げられたいんですか?」

やっぱり見ていたらしい。目敏いネコだ

 

「カッツェたんのいじわる!」

 

「フェンリルの馬鹿!」

 

罵りあいながらも装置を解除。フェンリルが扉を開けるとなんとそこには輝く何かがあった!

「ワーオ!」

 

 

 

サッ

向こうにいたはずのカッツェ、颯爽と現れまたも泥棒猫

「あー、取っちゃったーwwそれ取ったら僕とチューしないとダメなんだよーww」

「いいから私の足元でこれ見よがしに光っている穴を調べなさい。それが依頼品ですよ」

 

「あ!金玉・・のような野球ボールだ!」

無事、雑貨店の店長の依頼品を回収!

「さぁ、残りの財宝を拾ったらホテルに戻りますよ」

カッツェのお宝に対する異様な嗅覚のお陰で全部の遺品を回収。探索もこれにて終了

「よーし!最後の装置だ!・・えい!ぷぅぅぅーーーー

勢い余って放屁。

「とんだ置き土産ですね」

 

墓に眠っていた霊が成仏した瞬間であった(悪臭によって。)

 

 

 

 

 

早速店長に報告するフェンリル。その後ろでカッツェはノーム人形に威嚇していた。

「カッツェたんなにしてるの?」

「邪悪な気配を感じます」

「ただのお人形だよ。買って帰る?」

「いりません!」

 

 

 

 

なにはともあれクエストはここで終了。ホテルでゆっくり過ごす二人

「なんだかんだで楽しかったね~」

「ええ、財宝もたんまり盗れましたしね」

 

「そういえばボクの壷だけど・・・」

「ハエがたかっていたので捨てておきました」

「ウソ。荷物にあったの見たもん」

「金玉があるでしょう?壷の事は忘れなさい」

「ヤダ!ボクが見つけたんだもん!」


「壷を譲ってくれたら貴方の金玉触ってあげますよ」

「ホント!?じゃああげる!」

 

金玉とはもちろん財宝の事だ。(もちろんオオカミは気付かない)

 

 

 

次は旅の最終日。一体どんな冒険が待ち受けているのか。