おバカのパーリィ。そしてカッツェの憂鬱

今日はコテージを貸し切ってバンドメンバー、その関係者で親睦パーリィの日

プポとケルも勿論参加!

「みんなー早く乗ってー」

 

 

コテージ到着。まだ誰も来ていないのを良い事に、到着早々全裸で入浴

「ブッフー!このジェットすっごいwwwあ、お尻洗っちゃお。ジェットで洗っちゃお。」

「ちょっと!汚染でお風呂が壊れるでしょう!?いい加減になさい!!」

どういう意味?あのね、ボクが入ると壊れるどころかアップグレードされるから」

 

 

 

 

「・・・・」

「故障した上にお湯まで変色しているではないですか」

「・・・・」

「貴方が入るとグレードアップするのでしょう?」

「ごめんなさい・・・」

「さっさと修理なさい」

「はい・・・・・ううっ・・・」

 

 

 

そしてなんとなく始まる親睦会

「プポー、キレイキレイにしようね。エフフフ・・・」

 

「フェンちゃん目が死んでる。」

「あの女房にいびられたんじゃね?」

「あの・・みんな来てるんで・・そろそろ親睦会を、ね?」

 

慰み、憐み、蔑み、憎しみ、肉シミ、肉だんご・・・

 

まとまらない客・・・

 

噛みあわない会話・・・

 

一体どうなってしまうのか。まとめ役はいないのか?

 

うーん、

うーん

 

うーん・・

 

???

 

 

「ついてこい、クズ供」

リ ー ダ ー 誕 生 の 瞬 間 である

 

「あれ?キミ、ステッリーナ(お星)ちゃん・・じゃないね。だぁれ?」

「マーヤ、知り合い?」

「ああ、

「腐れ縁の同居人ですよ。仲良くしてあげて下さいね」

「で、キミは?」

「ホジョの同居人のみつばちマーヤ。マーヤね。なんか蜂っぽいから」

「あ、ブンブン!あの子と仲いいの?可愛い子だね!」

「フェンちゃん、ブンブンじゃない。マーヤだって」

「ブンブンでもマーヤでもありません。爆破されたいんですか?

「ブンブン!」

「はい、フェンちゃん爆破決定ね!マーヤはミスター・ボマーよ!」

「キャー!!!」

 

 

 

なにはともあれ、リーダーの登場でなんとなくまとまった野郎達

「もう尻尾焦げちゃったよー」

「フェンちゃんのせいでオレもヒゲ燃えたじゃない。バカ!」

「アレに喧嘩を売って生きているだけでも奇跡だ」

「バカだねぇ~。あ、そういやアイツこないだも公園のベンチ爆破してたぞ」

「てめぇが弁償しとけよ」

「はぁ!?なんで俺!?」

「かわいそーなホジョ~♪ボクとにーてる~♪」

「尻にィ~ひかれた~人生~♪」

 

バンドの新曲が出来た

 

 

「この間は熊のぬいぐるみを爆破しました。仕方ないですよねぇ!イライラしたんですから!」

「爆破なんて素敵ですね!私もあの色ボケを爆破したい!」

こっちはこっちで意気投合。

 

それなりに皆楽しんでいるようだ

よかったよかt・・・

「おまえらいい加減にせいやー!!!真面目に練習しろぉー!!ねー!?遊んでばっかじゃ上手にならないから!ねー!?」

 

 

「あのー・・一息ついたら練習するように言ってもらえませんかね・・?」

「このカッパ巻き美味しいですねぇ」

「あ、そうですね。で、聞いてます?僕の話。」

え?鉄火巻き派なんですか?それは困りましたねー」

 

 

「・・・知るかァ!!もうお前らなんて知るかァ!」

 

馬鹿と変人の集まりに、少しだけ疲れたコウヘイであった。

 

 

 

 

そして皆が帰り、深夜

「カッツェたんー、赤ニシン釣れたよー。お魚好きでしょ?あげる!」

「それよりホジョさんがまだ居ますよ。お相手して差し上げなさい」

 

「あ、ホントだ。ホジョー!!一緒に釣りしようよ!!

 

今いくー! ・・・おほっ!かーわいーな!ほら、こっちこっち!」

 

 

「カッツェたん、今度は金魚釣れた!」

「あの、私ちょっと休みますね」

「ん?疲れちゃった?いいよ、今日はココに泊まろう。上にベッドあるから休んでて」

「ええ、そうさせて頂きます」

 

 

 


そう言うと、コテージにそそくさと戻ったカッツェが窓の外を見ていた

なにやらアンニュイな表情をしている。どうしたのだろう。

 

 

 

次回へ続く!